低音障害型感音難聴の経緯と症状
最近では関ジャニ∞の大倉忠義さんがこの病気であることを公表されましたね。
他にも元Winkの相田翔子さんやKinKi Kidsの堂本剛さんやサカナクションの山口一郎さんなどが過去に聴力障害を公表されています。
聴力障害を公表されている芸能人は意外と多いのです。
ここからは私の妻が実際に低音障害型感音難聴を患った時のことを時系列に書いていきます。
同じような症状でお悩みの方の励みになればと思います。
この先は当時の辛い症状を詳しく書いていきますので自己責任でお願いします。
昨年3人目を出産し日々忙しい日を送っていた。3人目は授乳期間中であった。
発症1日目
明らかに左耳がおかしいと感じた。
なんとなく左耳が曇ってる感じが1ヶ月ほど前からしていた。
ゴーっという音、水が詰まってる感じがあり耳抜きをしても変化はなかった。気圧のせいだと思い、ほっておけば治ると思い放置していた。
発症3日目
明らかに音の左右差を感じた。高音が二重に聞こえるようになった。音割れもしだした。
発症4日目
耳鼻科を受診。左右の耳をスコープで確認するが中耳炎などの症状はなく、聴力検査を実施。左耳の低音が難聴だと言われる。
プレドニゾロン(ステロイド)、アデホスコーワ、五苓散、メチコバール、レバミピドが処方された。
発症5日目
疲労感、息切れが出現。
発症6日目
耳鼻科再診、悪化していたためステロイドの点滴をする。その夜から不眠、眠れないことに対しての不安感が出現。
発症8日目
耳鼻科再診、聴力は初診時程度に戻る。耳鼻科からはこれ以上することはないと言われ、プレドニゾロン(ステロイド)の内服を減量することになる。
不眠、眠れないことに対しての不安感は持続している。
夜、眠れないためリビングをウロウロしたり、布団に入ったりを繰り返していた。
発症9日目
プレドニゾロン(ステロイド)を終了していくこととなる。耳の症状は変わらず。
発症10日目
不眠、不安感に加え、冷や汗、身体の震えあり、抑うつ症状あり、眠れない日が続く。
発症11日目
不眠、不安感に加え、冷や汗、身体の震え、抑うつ症状が出現し、精神状態がパニックになっていたため心療内科を受診。
心療内科を受診し眠剤 抗うつ薬が処方される。眠剤を飲んでもあまり眠れない。
発症15日目
自律神経に詳しい鍼灸院に行き、耳と自律神経について相談する。
うつではない、抗うつ薬はやめたほうがいいと言われる。
発症16日目
左耳がよくなってると感じる。(左右差がなくなった。)
発症19日目
耳鼻科受診、左耳の聴力が戻った。悪化したらまたきてねといわれる。耳鼻科に関するすべての内服薬が終了になる。
発症20日目
心療内科を受診し抗うつ薬が終了となる。
発症22日目
鍼灸院で2回目の治療をしてもらう。寝落ちできるようになる。眠剤なしでも眠れるようになる。
そして、再発もなく現在に至る。
プレドニゾロンと授乳について
耳鼻科ではプレドニゾロン(ステロイド)の内服中は授乳をやめるように言われましたが、薬剤師からは授乳をやめる必要はないと言われました。
この辺は医師や薬剤師の間でも見解は違うのではないかと思います。
眠剤と授乳について
授乳中に内服できる眠剤はないため、ミルクに変えるよう言われました。
今回の経験を通して伝えたい事
- 耳がおかしいと思ったらすぐにでも耳鼻科に受診してほしいということです。
- 今回の息切れ、不眠、不安感、うつ症状、身体のしびれすべてがステロイドの影響だと断定はできませんが、少なくともステロイドが関係していたのではないかと考えています。
- ステロイドの使用により自律神経が乱れ、不眠になり不安感が強く出てうつを発症したのではないかと考えています。
- 不眠が続いた時はこのままもう一生ダメになっていくのではないかという強い不安にかられていたそうです。
- ステロイドは効く人もいれば効かずに副作用が強く表れてしまう人もいます。
- ステロイドの使用については慎重に考え、リスクもあることを理解した上で使用して欲しいということです。
- 東洋医学では、耳鳴りは体内の余分な水分や血液の停滞が原因で起こると考えられています。 特に、耳は腎臓と深い関係があり、腎機能を高め水分代謝を良くすることで、耳鳴りが良くなると言われています。
耳鳴りには水飲み療法が効果があると言われています。
一説によると耳は腎臓と形がよく似ているため深い関係があるみたいですよ。 - 心療内科は一人ひとり丁寧に話を聞いて診察されるところが多いため、予約枠がなかなか空いておらず予約がだいぶ先になることが多いので、受診される際は早めに予約をしておくことをおすすめします。