男なのに看護師！？後悔したことありますか？

仕事面

男性看護師ということで患者さんからケアや処置を断られることが時々あります。

羞恥心や男性に身の周りのことをしてもらうのは悪いという考えの患者さんが多いためです。

女性に対してセクハラをする患者さんに対しては男性看護師が関わるようにしています。

当然ですけど力仕事などは任されることが多いです。

仕事内容に女性と少し差ができてしまうことも感じます。

もしも女性が多い職場が不安なら男性の多い職場を選ぶと良いでしょう。

男性看護師に対する世間体

正直、職業を聞かれたときは「男性なのに看護師！？」って思われないか不安なため「医療関係です」と答えることが多いです。

でも決して今の仕事を恥じているわけではないですし、誇りを持って仕事をしています。

親戚や友人から「男なのに看護師やってるの？」って言われたことはありません。

下記に記載するように経済面でも家族を養うことは十分に可能です。

経済面

２０２１年年代別の平均年収は20代が３４１万円、３０代が４３７万円となっています。

対して看護師の平均年収は４９２万円となっており、平均よりやや高めの年収といえますね。

しかし、昇給率は低いため若いころの稼ぎはいいですが、年齢を増すごとに同年代の男性に比べ給料は劣っていきます。

転勤などがないためマイホームの購入や住む場所に悩まないといことは実は経済面での大きなメリットです。

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資格があると住宅ローンの審査にも通りやすいです。

社会的信用も大きいのです。

そして強みは自身の生活スタイルにあわせて職場を変えられるところです。

こどもが小さいうちは夜勤がなく残業の少ない職場で働き、手がかからなくなったら夜勤のある職場に転職し夜勤手当などでお給料を稼ぐことができます。

人間関係

女性が多い職場ということで気を遣うことはしばしばありますが、男性がいることで場が和むこともあります。

基本いじられキャラです。

プライドを持ち仕事をすることは大切ですが、自分は男だというプライドが時に人間関係を構築する上で妨げになる場合もあります。

少しいじられるぐらいの方が気楽に仕事ができます。

これは、感覚的な意見ですが女性の職場は男性の職場ほど上下関係が厳しくない気がします。

普通に先輩や上司に対してタメ口で話す方が多い印象です。

女性同士の関りは派閥があったりと難しいため深入りはせず、話を傾聴するということが大切です。

また、妊娠中や年配の看護師がいたらそういう方には積極的に手助けしましょう。

優しさと気遣いは大切です。

モテる？

よく耳にするのが男性看護師はモテるのではないか？という質問です。

この応えに関してはモテる人は看護師という世界に限らずどこに行ってもモテます。

ただし、女性が多い世界なので彼女ができる確率（出会い）は上がるのではないでしょうか。

事実、男性看護師の場合は奥さんも看護師というケースは多いです。

後悔したことは？

看護学校を卒業し病院に看護師として働き始めたときは覚えることも多く大変でした。

辞めたいと思うことも度々ありました。

しかしそれは男性や看護師といった職場に限った話ではないと思います。

実際に「やめたい」と言っていた女性の同期は多かったです。

そのようなときは同期同士でお互いに仕事内容を共有したり、相談することで１日１日を乗り越えていきました。

気づいたときにはあんなに大変だった仕事を覚えており、なんとか１年過ごすことができました。

患者さんによっては男性はケアに入らせてもらえなかったりしますし、男性スタッフが少ない分私生活や仕事に対しての相談などもしにくい場面もあります。

そういった場面に直面すると多少の後悔を感じます。

しかし、どんな仕事に就かれても多少の後悔は付きものではないでしょうか？

完璧に満足する仕事はほとんどないのではないでしょうか？

私の場合は、幸いにも色々な方の協力のもとここまで続けることができていることに感謝しています。

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