小中高と体育会系で過ごし、現在は男性看護師として働いています。
今までの人生とにかく多くの方々と関わらせていただき生きてきました。
その中でコミュニケーションの大切さを知りました。
特に看護師という職業はスタッフ、患者とのコミュニティケーションは欠かせません。
男性看護師なら尚更、少数という立場上もあり積極的にコミュニケーションをとらないとなかなか上手く立ち回れないです。
コミュニケーションの中で、笑いをとり人間関係を円滑にしていく上でいじる、いじられるという役割は大切になってきます。
いじったりいじられたりということが嫌いな方もいると思いますが現状、コミュケーションを図る上でなかなか避けては通れません。
そんな自身の経験上から学んだ、いじりといじられ、いじり後のフォロー、いじりのかわし方なども一緒にお伝えしていきます。
いじるいじられるとはツッコミとボケみたいなものですがツッコミとボケよりかはいじったりいじられる方が言葉数も多く、技術が必要になってきます。
いじるいじられることに対しては、地域や年齢層によって考え方が違ってくるとは思いますが、大半はこれから紹介する考え方に当てはまるのではないでしょうか。
ちなみに看護学校ではネタを考えて披露するといったお笑いの授業がありました。
それはさておき、いじられるには2通りあます。
2通りのいじられ方
・天然でいじられる
わざといじられる
わざといじられに行くのは、自分もそのつもりなので傷つくことは少ないです。
狙い通りにいじられて笑いが起きた時は気持ちがいいですね。
また、いじられる際はわざと困った表情や悲しい表現を作ってさらに相手を笑わせるといったテクニックもあります。
プロ野球の試合前の円陣でわざと若手選手がいじられるような声かけを行い、いじられて試合前の緊張感を和らげるといった使い方もあります。
個人的に私も試合前のこういう緊張感は何回も味わったことがあるので、このようなリラックス方法は良いのではないかと思います。
天然でいじられる
いじられるつもりがないのにいじられるのは傷つくことが多いです。
私自身も少し天然なところがあるので狙ってないところでいじられる時もあります。
2通りのいじり方
いじりについても2通りあります。
ちなみに相手をいじる時は笑顔を忘れないようにしましょう。
笑顔を作ることで柔らかい雰囲気になります。
・相手を傷つけないいじり
相手を傷つけてしまういじり
相手が嫌だと思うことを言ってしまったりします。
こちら側は軽いつもりで言っても相手は重く受け止めてしまいます。
相手を傷つけないいじり
周り、本人も共感できるいじりです。
いじられ側の間違いや羞恥心を笑に変えてあげるいじりです。
よっていじられ側も助かる時があります。
よくお笑い芸人のいじりをそのまま素人が真似してしまう時がありますが、芸人の芸は台本ありきです。
要は劇の様なものです。
一般社会で行うといじられ側もいい気にならないし、いじめにつながることがあるので注意が必要です。
しかし、理想を言えば一般社会でも司会(上司)とひな壇(中堅、若手)がいて、笑いをとりながら日常会話も円滑に進めて行けたらいいですね。
最近はバラエティでも誰かを傷つけて笑いを取るというのは視聴者から嫌がられる傾向にあります。
昔と違い笑に求めるものが変わってきているのだと思います。
そもそも誰かを下に見て笑いを取ることは良くないですよね。
先輩(歳上)をいじるのは難しい
先輩をいじるのは余程の関係性が築けてないと難しいので注意しましょう。
プライドの高そうな先輩は特に注意が必要です。
一見ニコニコ笑って優しそうに見える先輩でも内心良く思っていない時もあるため過度ないじりは避けましょう。
しかし、先輩が明らかにボケてきていじられるのを待っていたらいじりましょう。
間違ってもスルーはやめましょう。
いじるのが難しかったら何でもいいので反応はしてあげましょう。
会議なんかではあえて上司が場を和ませ、若手が活発に発言できるようにするためにわざといじられ側にまわる時もあるので、そう言った時はあまり深く考え過ぎず思ったままにいじってみましょう。
後輩が上手く会話に入れない時
後輩が輪に入れない場合などは話をふったりして、いじってあげるのもいいでしょう。
悪い例「何ボーッとしてんだよ!置き物じゃないんだから、こっちに来て一緒に喋ろう。」
これは、後輩本人が一番気にしていることです。
それを直球でそのまま言葉にしては相手を傷つけてしまいます。
良い例「〇〇はどう思う?」と相手の意見を求めてワンクッション入れてから、相手の返答次第でツッコミを入れたりしていじってあげましょう。
しかし、ここで無理にツッコんだりいじったりする必要はありません。
相手を傷つけずに場が盛り上がる内容であればツッコんだり、いじったりしてあげましょう。
私自身も先輩からのいじりで助けられたことは何回もあります。
基本的にいじる側の方が相手を思いやらねばならないので頭の回転と、技術(間やタイミング等)が必要だと思います。
間やタイミングが少しズレただけで同じワードでも大きく場の雰囲気に差が出てしまいます。
いかに瞬発力よくいち早くツッコミ、いじりワードを見つけられるかがポイントです。
いじられて嫌なことは人それぞれ違います。
普段からこの人はどういうことに関してはいじって笑いに変えられるとか、どういうことに関してはいじってはいけないとかを見極めておかないといけないのです。
いじるいじられるにはマナーがあることを十分に理解した上で、人間関係を円滑にするために適度に行いましょう。
うまく相手をいじって笑いに変える男性看護師もいますが男性看護師の場合は圧倒的にいじられる割合が高いのではないでしょうか?
いじられることで相手との距離を一気に詰めることができます。
しかし、常にいじられ続けることは禁物です。
常にいじられ続けると中には勘違いをして立場を下に見てくる方もいるので、時々はいじる側にまわっていじってもよさそうな人をいじって場を盛り上ることをおすすめします。
相手をいじるなんて難しいと思う方もいると思います。
そういう方はいじるというよりかは、一言、二言の短いワードでツッコミを入れてあげればいいのです。
仮に上手いツッコミでなくても誰かがそのワードを拾って更に場を盛り上げてくれるでしょう。
いじられキャラは出世しやすい?
いじられキャラで、いくら周りから愛されていても普段からしっかり仕事などはできることを示しておかないと信頼関係は構築できないですし、出世は難しいでしょう。
いじり後のフォローは大切
強くいじってしまったなと思ったら後から必ずフォーロを入れましょう。
それは「さっきはいじりすぎてごめん。」といった直接的な言葉よりかは、何気ない会話を増やしてあげた方がいいでしょう。
いじられて傷ついてしまったことに対して謝っても相手も余計に気にするだけです。
それよりかは、信頼関係をより構築する方に努めた方がいいでしょう。
仮にも、全く知らない人からいじられるよりもお互い良く知れた信頼できる人からいじられる方がいいですよね。
また、どうしてもいじられるのが嫌な方はいじる側にまわるか孤立しない程度に相手との距離を上手くとるようにしましょう。
遠すぎず近すぎずの関係を保ちましょう。
その時に大切なのは誰とでも分け隔てなく誰とでも接するように心がけましょう。
とにかくいじるいじられるというやりとりは複数人で話してる時は会話の中で目立ちます。
いじる人いじられる人に注目が集まります。
なので上手くやりとりができれば周りに自分の存在をアピールできる強い武器になります。
ですがやたら無闇に会話の中でいじったり、いじられたりしにいくのは辞めましょう。
いじる、いじられるは会話や空気の流れを読んで上手く使い分けましょう。
先程もお伝えした通りいじり、いじられを行う際には相手のことを見極める必要があります。
この人ならいじってもいい、この人なら上手くいじってくれるといったことを見極めていく必要があります。
いじり上手、いじられ上手は観察上手、聞き上手でもあるのです。
上手くいじるいじられるためのポイント
- 普段から信頼関係を構築しておく
- 普段から周りの人の事をよく観察する
- 相手を傷つけないことが前提
- 誰もが共感できる内容にする
- 会話の流れと空気を読んで使い分ける
いじりといじられを上手く使い分けられる人は学校や職場で人気者になれること間違いありません。
みなさんも上手くいじりといじられを使い分けましょう。