しかし、長く母乳で育ててきた赤ちゃんが最初から哺乳瓶でミルクをスムーズに飲んでくれることってなかなかないと思います。
わが子も生後5か月まで母乳で育ててきましたが、妻が体調を崩し薬を内服するにあたりミルクへ切り替えなくてはならなくなりました。
そんな自身の経験をもとにどのように母乳からミルクへと切り替えていったかお伝えしていきます。
赤ちゃんがミルクを嫌がり飲まない原因
- 生まれてから3ヶ月まで:1日あたり25〜30g
- 3ヶ月から生後半年まで:1日あたり15〜20g
- 生後半年から生後1年まで: 1日あたり10〜15g
ミルクを飲まない時の対処法
お腹が空いていない
・母乳の場合
回数と感覚 1日8~10回 感覚1~3時間
0カ月 日に何度も赤ちゃんが欲しがるので、泣くたびにあげましょう。
2カ月以降 3カ月ごろには赤ちゃん自身が適量を飲めるようになります、1日6~8回くらいに落ち着いてきます。
・ミルクの場合
回数と感覚 1日6回 感覚1~3時間程度
0カ月 個人差が大きいですが、1回80~120ml、1日7~8回が目安。1日に体重1kgあたり、150~200ml飲めば十分です。
1カ月のころ 1回120~160ml、1日6~7回くらい飲むようになります。3~4時間くらいに授乳の間隔が空く子もいますが、頻繁に欲しがる子もいます。
2カ月のころ 1回120~160mlを1日6~7回くらい。授乳のリズムが整ってきます。
3~4カ月のころ 1回160~200ml。1日5~6回くらいが目安。1日トータルの目安量は800~1200mlくらいです。
哺乳瓶の乳首が合わない
月齢 | サイズ | 量 | 時間 |
---|---|---|---|
0ヶ月 | SS | 50ml | 10分 |
1ヶ月~2ヶ月 | S | 100ml | 10分 |
3ヵ月~5ヶ月 | M | 150ml | 10分 |
6ヶ月~8ヶ月 | L | 200ml | 10分 |
9ヶ月 | LL | 200ml | 5分~10分 |
ミルクの味が合わない
ミルクのメーカーによって甘さやコクに多少違いがあります。
様々なメーカのミルクを試してみるという手はありますが、嫌がる度にメーカーを変えなければなりませんし、出費がかさみます。
それにどれも合わない場合もあります。
そもそも味が原因ではない場合もありますのでわが家ではメーカーを変えることはしませんでした。
ミルクの温度が適温ではない
ミルクを腕に垂らしてみても何も感じない温度(人肌)にしましょう。
母乳の温度とミルクの温度が違うと嫌がる赤ちゃんもいます。
環境が合わず落ち着かない
周囲が騒がしかったり、照明の明るさなどによりミルクを飲んでくれたり飲まなかったり影響することもありますので、赤ちゃんに合ういろいろな環境を試してみましょう。
何か病気が隠れている可能性がある
発熱やお腹が痛いや稀にミルクアレルギーの可能性があります。
じんましんや呼吸障害、嘔吐、下痢などの症状が出た場合はミルクアレルギーに注意が必要です。
実際わが家で試して飲んでくれた対処法
わが家では7時、11時30分、14時30分、19時、22時の1日5回の授乳時間に合わせてミルクを与えていましたが、全然飲んでくれませんでした。
ミルクをあげようとしても嫌がり乳首を口から出してしまい、終いには泣き出してしまいました。
飲めて20~30cc程でした。
飲ませ初めて1時間程経つと泣きつかれて眠たそうになりました。
そのタイミングでいつも睡眠時に聞かせているホワイトノイズを聞かせながらミルクを与えたところ、半分眠ったような感じで嫌がらずに飲んでくれました。
眠たそうにしていない時は赤ちゃんの目を見ながらあげる側も口をモゴモゴ動かしたり、舌を出したり引っ込めたりしていると赤ちゃんも口をモゴモゴしだしてミルクを飲んでくれました。
回数を重ねるごとに少しずつ慣れてきて、何もしなくても抵抗なく飲んでくれるようになりました。
また、作ってから1時間以上経ってしまった場合は作り直すことをおすすめします。
まとめ
赤ちゃんにミルクを飲ませるための対処法で私が感じたことは、嫌がるのには様々な原因があると思いますが、最終的にお腹が空けば飲んでくれること、また半分寝ぼけた状態ならミルクとの認識が薄れて飲んでくれること、環境面ではホワイトノイズなどの聴覚的に訴えること赤ちゃんの目を見ながらあげる側も口を動かすなどの視覚的に訴えることが効果的であるとのことです。
上記の方法はお勧めです。一度は試していただく価値はあると思います。
色々試してみても飲んでくれない場合は赤ちゃんが低血糖や脱水を起こす可能性があるので注意が必要です。おかしいと思ったらすぐに小児科などに受診して下さい。
母乳があげれない場合のお出かけには使い捨てタイプの哺乳瓶が便利です。