「痛みを乗り越え、本名で新たな一歩を踏み出す -Ishikura Toya 」
17歳で音楽の世界に一石を投じた若手アーティスト、Ishikura Toyaが、自身の音楽人生の集大成となる新アルバム「20LIFE」を7月28日にリリース。彼の音楽キャリアは、bandlabで投稿した初期の楽曲「tell me why」が国際的な反響を呼び、驚異的な1000万回再生を記録したことから始まった。
その後、アニメのエンディングテーマやゲームのバックグラウンドミュージックなど、多岐にわたるジャンルで100曲以上の楽曲を配信。ビートメイキングから楽曲制作まで、そのクリエイティビティと才能で音楽界に新風を吹き込んできた。
今回、本名でのアーティスト活動に踏み切った背景には、彼自身の壮絶な経験と音楽への真摯な情熱が込められている。17歳の一曲から始まった彼の音楽旅は、まさに才能と努力が結実した証といえるだろう。
アルバム「20LIFE」は、これまでの彼の音楽人生を集約した、まさに集大成的な作品として、多くの音楽ファンから注目を集めている。
ー今回本名で制作に至った経緯や作品に込められたメッセージを教えてください。
20歳は人生の分岐点だと思っていて1つ生きた証として残したかったのと将来結婚して子供ができた時に若くてかっこ良かった父親の姿を見せたいと思ったからですかね。
メッセージは一途で真っ直ぐな人間が人として美しく何も間違って無いって事を届けたいです。今側に居てくれる友達でも恋人でも家族でも辛い時に離れず支えてくれる人に本当に真っ直ぐな愛情を注いで欲しいです。あとは楽曲の「19PAIN」や「LASTVERSE」で触れた話ですが最悪な出来事や痛みは今後人格を形成する上で大切でしんどいなら僕と一緒に乗り越えて行こうって想いで歌詞を描きました。助けを必要としてる人の支えでありたいと同時に「Nonfiction」や「Almighty」などのように邪魔されても僕は1人で結果を出し上に行くという自分を鼓舞するようなメッセージも込めています。
ーそれにしても歌詞から汲み取る限り20歳とは思えない歌詞や考え方ですよね…
単純に17歳で有難い事に大勢の人に楽曲を聴いてもらい、18歳で海外プロデューサーに声を掛けて貰い1年間スキルだけを磨き19歳で死にかけ苦い経験をして20歳では様々な世界を見て学んでその中で感じた事をその場で落とし込むと自然と深みが増した作品になったんだと思います。
この2年間は人と話す事自体を辞めて大学や私生活で感じたことをそのまま楽曲にし続けていたのでそれも自分の歌詞をより新鮮にさせてくれる1つだったかなと思っています。
ーなるほど、今回の本名での作品は全てiPhone1つで作り上げたとお聞きしたのですがそれは何故ですか?
音楽をしたいと思ってる人は少なからず居て、その人が今日からでも始められるにはiPhoneだけでもこれくらいの曲は作れるんだよって音楽に対してのハードルを下げて、活動する人の自信になれば良いなと思ったからですね。だから曲を作る初期投資に数十万掛ける必要は無くてその数十万をiPhoneから生み出せるんだよって僕がその証明になる方が説得力があると思ったからです。
ー普段はどのような生活を送っていますか?
普段は兵庫県の大学に通ってます。休みの日は音楽を作るのが1番好きなのでそれだけをしています。
ー友達と出掛けたりはしないのですか?
人混みが苦手なので行かないですね、休日はレコーディングしてると1日過ぎてたとかが毎日です。
ー失礼ですが印象はチャラいイメージを持たれる事が多いのでは?笑
なぜか多いですね笑
タバコも吸わなければお酒も飲まないんですけどね…でも曲を聴いて素直に良い印象を持ってくれた人だけが僕を深く知ろうとしてくれるので僕もその人達に感謝を伝えるだけなのでその分余計なしがらみも無く楽ですよ
ー「20LIFE」のアルバムの魅力を教えてください。
「20LIFE」は痛みから始まり不安と成功への枯渇そして最後は悟りといったイメージで構成が上手く出来たと思います。そして同じ曲調が1つも無くジャンルの壁を壊した型に囚われない音楽が魅力かなと思います。
ー特に気に入ってる楽曲と歌詞を教えてください
楽曲は「Almighty」です。自分のスキルを最大限に引き出し、hookを2つにしたり前半は畳み掛けた早いテンポで乗せて後半はメロディックに変えてみたり上手く噛み合ったって感じです。
歌詞は「20LIFE」です。自分の過去を抽象的に言語化しました。霜雪に朽ちては狭まると言う歌詞は松尾芭蕉のおくの細道の詩から来ていたりほとんどの人が気付かない伏線を散りばめてアルバムを締める作品に出来たと思います。
ー凄いですね、全く気づきませんでした…楽曲の中で度々見られる歌詞で「射場を打つ勇気」「大山歩寄れない」「大池」とありますがどういった背景でこの歌詞にしましたか?
「射場を打つ勇気」
自分は過去に男女にハメられ的を射てない嘘を吹聴された事が原因で音楽のフェスやツアーライブに初だったEDテーマが出せなくなり多額の損害が出ました。でも全ての証拠をSNSで公開すれば僕の立場が悪くなるだけだなと思ったのが1つと
その時僕が話をした時泣いて土下座した男が
後から集団で群れると喧嘩腰になってて威張っても勇気が無い人と掛け歌詞に落としました。
「大山歩寄れない」
腐り切った大きな山や壁とはぶつかる必要が無いと知った経験からこの歌詞になりました。
想像できますか?
付き合ってた彼女が毎晩公園で地元の中学の時部活が一緒だった先輩と裸の写真送り合って毎晩公園で性行為をし、その事実が発覚して僕が彼女に話を聞くと無理やりされた助けてと言われその男に話を聞けばそれは嘘で彼女はグルで後から男達が集団でバットを持って喧嘩を売って群れて泣いて土下座したその子の態度が一変する。そして彼女に電話すると私のせいだから今から死ぬと言われ僕は彼女に何度も電話して家に向かうと次の日家に刑事が来てストーカー扱い。録音とdmを見せると警察は「お前は2人にハメられたんだよ、
女は君に死ぬと伝えて電話を何度もさせ家に来る事が分かっていたから先に警察署に来たんだよ。以前も死ぬと言われ何度も電話したでしょ?それを証拠に初めからハメるつもりだったんだよ」とその後土下座したのはその男なのになぜか僕がボコられた事になってたり、僕がクソ野郎と向こうで言われていたり。そこで僕は価値が無く腐った人間の性格は寄り添っても絶対に治らないと感じ「大山歩寄れない」と言う歌詞が浮かびました。
「大池」
息苦しく歪んだ世界が大きな池に見えたから語呂が良くて大池という事にしました。
歌詞は語呂と雰囲気で付けるって感じです
ー先ほど言っていた録音音声にdm、どの様な内容だったか言える範囲で教えて頂けませんか?
(生々しくて記事には出来ないと思うと差し出された音声には淡々と話す彼の声と泣きながら謝罪をする男の声。次の音声では態度を変え集団で罵声を放つ男達の声とその中で1人で話をする彼の声があった。dmの内容も常人なら精神を壊すほどの内容がそこにあった)
ー見せられた私まで目を背けたくなるような内容ですね…そんな過去を救ってくれた人や乗り越えたきっかけは何ですか?
本当に辛い時に支えてくれたのは1人の女性とLEXとTylerですね。その女性はもうどうしようもないって思った時に話してると自然と気持ちが楽になりました。ネガティブな時に本当にポジティブだけをくれました。
LEXはそんな僕に「辛い時は何も心配することない俺が側に居るよ」や「曲やばいよ早く来い待ってる」「一緒に生きてみようよ」とdmをくれその言葉に救われました。
Tylerは僕が18歳の時に海外アーティストと繋げてくれたりアメリカの本場で僕の曲を流してくれたり本当にあの人が居なければ海外にも音楽を届ける事はできなかったと思います。
それ以外でも家族や友達や声掛けてくれた人やファンには一生掛けて何倍にもして恩返しをしようって決めています。
ー今後の音楽活動や人生において、どのような目標や夢をお持ちですか?
将来は自分達だけの国というか空間を作る事が夢です。友達や結婚した相手が近くに居てカフェとアパレルショップを開いてずっと楽しく笑ってたいですね。それで週末になると僕のライブに大勢の人が駆け付けてくれる。そんな人生を送りたいし今後送るつもりです。
ー最後にこの取材を通してさらに伝えたい事はありますか?
相当辛い経験を僕は19歳でしました。でも今はそれすら僕の生きた歌詞や音楽になります。HIPHOPだとかそうじゃないとかは本当にどうでも良いんです。正直、お酒飲んで煙草吸って薬に頼って、チャラチャラ生きて悪さ自慢するのがhiphopの文化なら全て当てはまらないのでhiphopじゃなくていいです。だから弁護士に裁判で無くなった分の収益を求める事が出来ると言われても今は違うと断りました。今はそんな人達に時間や労力を使うのでは無く愛をくれた大勢の人達に恩返しをしたいと思ったからです。これからも聴いてくれる人には感謝と謙虚な気持ちを忘れずに本名名義の方でも最高の楽曲を届けれたらと思っています。
Ishikura Toyaは、現代音楽シーンに新しい風を吹き込む若きアーティストとして、その独自の音楽性と深い感性で注目を集めている。繊細なメロディと力強い歌詞で、聴く者の心に深く響く音楽を紡ぎ出す彼のスタイルは、既存の音楽ジャンルの枠を超えた表現力を持っている。
音楽への情熱と、自身の経験を昇華させた楽曲は、単なる音楽を超えて、一つの芸術表現となっている。彼の音楽は、現代を生きる若者の生々しい感情と、普遍的な人間の感覨を見事に捉え、聴く者に深い共感と感動を与えてくれる。
これからの音楽シーンを担う期待の新鋭として、Ishikura Toyaの今後の活躍が大いに楽しみである。