これが最後にして一番厄介な作業です。
まず、今まであまり看護研究や論文を書いてこなかった方には何が何だか全くわからないと思います。
せっかく単位を修得したのにこのレポートが作成できず申請できない方も多くいます。
でも、安心して下さい。
今回はそんな何が何だかわからない方のために、作成方法を徹底解説しお伝えしていきます。
これであなたも迷わず学習成果レポートを作成できるはずです。
かんちゃん大学に入学されると沢山の教材が送られてきます。こんなにあるのかと思うと少し気が重いですが、そこは頑張って自分のためにも勉強をしましょう。私は目標がないと勉強をしないので、学士を目指すということは勉[…]
学習成果レポートは研究でも論文でもない!
学習成果レポート=今まで通信制大学で学んだことをレポートにするの?
こう思われる方もいるのではないでしょうか?
しかし、答えはNoです。
学習成果レポートは今までの看護師経験を基に作成すればよいのです。
ここであえて大学改革支援・学位授与機構が学習成果レポートと表記しているのは看護研究でも、論文でもなくていいということです。
看護学のレポートと言えば看護研究といった印象が強いですが、そもそもこれから何か研究をしようとすると自身の職場に協力を依頼して研究を行ってい
こととなると思いますが、それでは膨大の時間を費やしてしまいますし、協力して頂くスッタフや患者さんに負担をかけてしまいます。
また、倫理的配慮が問題となってきます。
なのでこれまでの自身の経験の中から症例を見つけ出してレポートを作成していくことをおすすめします。
実際、私も自身の職場で行った看護をレポートにまとめました。
私の場合はある程度の構成までに2週間程かかりその後の仕上げを含めると約1か月で作成できました。
レポート作成のコツ!
学習成果が求める分量は400字詰め原稿用紙で30~50枚、ワープロ使用の場合はA4用紙40字×30行で10~17枚です。40字×30行きっちり埋めたとしても10枚で12000字ですのでもう少し多めの13ページ以上は欲しいところですね。
規定に沿わないページ数ですとその時点で採点対象になりませんが、試験を受けさせてもらえるかは不明です。
因みに私の学習成果レポートの内容は以下の形式です。
表紙、目次、本文(はじめに、第1章研究の背景、第2章○○の歴史と現況、第3章○○の病状について、第4章事例○○への取り組み、第5章考察.まとめ、第6章終わりに、参考文献)○○の部分は伏せさせていただきます。
本文のみで14ページでした。
また、これとは別にレポートの要旨も作成します。
要旨とはレポートの初めにから参考文献までにどんな内容が記載されているかを簡潔に要約したもです。
- 要旨の例:このレポートは○○について述べたものである。
- 第1章では○○について述べている。
- 第2章では○○について述べている。
- 第3章では○○について述べている。
- 第4章では○○について述べている。
- 第5章では○○について考察し、まとめた。
- 第6章では今回の症例を振り返えり今後の在り方を示した。
これらを1000文字程度で説明していきます。
- 「です・ます調」ではなく「ある・である調」で書きましょう。絶対に「ある・である調」という決まりはありませんが、一般的に見ても「ある・である調」が無難ではないでしょうか。
- 文字数が足りないなら引用文を増やしましょう。
試験内容
試験内容は自身が作成した学習成果レポートから問題が出されます。
問題というか質問に近い形式で出題され、それに対して90分の間で小論文形式で解答します。
出題は2~3問です。
なので出題内容は受験者全員違うのです。(因みに私は2題出題されました。)
レポート作成時にある程度出題内容を誘導できるか?
と思った方もいるかもしれませんが正直難しいかと思います。
私もそれを狙いあえてレポートでの説明内容を少なくした箇所を設けてみたのですが、見事にスルーされ出題されませんでした。
しかし、そういったこともやってみると面白いかもしれません。
万が一狙った内容に近い質問がされたら超ラッキーですし。
また、審査委員がレポートも試験も審査されるので審査員によって採点基準は多少変わってくるのではないかと思います。
これから看護学士を目指されるかたにとってこちらの本がとてもおすすめです。
事実私もこちらの本に助けられました。
実際に書かれた方の学習成果レポートが何例か取り上げられています。
とても参考になります。
また、私のココナラのサービスでも学習成果レポートや試験対策のお手伝いをさせてもらっています。
学士(看護学)取得するまで徹底的にサポートします 通信制教育で学士(看護学)の取得を目指している方をサポート!
少しでも看護学士を目指される方の役に立てば幸いです。
以上でこのシリーズはひとまず終わりますが、また、追加事項や修正事項等あれば少しづつブログを見直して更新していきます。
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