透析は非常に奥か深い分野です。透析に関わる書物も沢山出版されています。
これから透析について少しずつ発信していけたらと思います。
透析とは?
透析には大きく分けて血液透析と腹膜透析があります。
この記事では血液透析を中心にお伝えしていきます。
透析とは腎機能が低下した場合に、その機能を人工的に置き換える治療のことです。
腎不全によって体内に蓄積された尿毒症物質が除去されます。
しかし透析で腎機能のすべてがを行うことはできません。
透析で代行できるのは排泄機能の一部のみです。
腎臓の働きについては次項で説明します。
現在日本の透析患者数は約34万人です。
多くの方は1日4時間週3回、透析施設で透析を行っています。
中には夜中寝ている間に行うオーナーナイト透析や在宅で行う在宅透析があります。
オーバーナイト透析など詳しくは追々お伝えしていきます。
腎臓の働き
②老廃物の排泄
③電解質の調整
④血液を弱アルカリ性に保つ
⑤血圧の調節
⑥エリスロポエチンの産生
⑦ビタミンD3の活性化
①~⑤は透析器で補えます。⑥、⑦は薬剤で補います。
透析で代行できるのは排泄機能の一部のみです。
他は注射などの薬剤によって腎臓の助けを行います。
透析は腎臓の働きの代わりを担ってくれ治療です。
。一度透析を始めたら移植をするしか離脱できる方法はありません。
一般的に透析は長くやればやるほど身体にはよいと言われています。
透析中の過ごし方
透析中の患者さんの過ごし方はさまざまです。
寝て過ごされたり、テレビを観て過ごされたり、本を読んで過ごされたり、中にはパソコンで仕事をしながら過ごされている方もみえます。
大抵の方が1回4時間を週3回行っていると思います。
皆さんそれぞれに時間を有効に利用して過ごされています。
透析のストレス
血液透析の場合は毎回透析の度に血管に針を刺さなければなりません。
痛くがなく針刺しも成功すればいいのですが、中には難しい血管で何回も刺し直しをしなければならない時もあります。
患者さんにとって穿刺は痛みを伴う行為であり、とてもストレスになります。
透析は長くて何年できる?
透析は大きく考えるのであれば延命治療の一つです。
もちろん患者さんの年齢や既往歴などにもよりますが、私の知っている限りだと透析を始めてから30年近く経つ人もいます。
今は医療も進歩して透析の効率も上がり、より一層身体に良い透析が行えるようになってきました。しっかりと透析を行えば十分に長生きできます。
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